通販サイト運営者のためのSEO講座「製品一覧ページのポイント」

2020.08.26

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この記事の著者

増渕 佑美

2014年に株式会社アイレップに入社し、SEOコンサルタントとして従事。ソリューションビジネスUnitインバウンドマーケティングDivに所属。通販や人材などデータベース型サイトを中心に経験を積んでおり、現在はメディアサイトのSEOも担当し幅を広げている。
好きなこと:散歩、パズル、動物の動画をみること

2014年に株式会社アイレップに入社し、SEOコンサルタント...

通販サイトは、トップページ・カテゴリページ・製品一覧ページ・製品詳細ページの4つのテンプレートを基本として構成されることが多いです。この連載では、SEO担当者が注力すべきページテンプレートやキーワードごとに施策のポイントを解説していきます。

今回の記事では製品一覧ページに焦点を絞り、SEO担当者が考慮すべきポイントをまとめます。

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(図1:家具を扱う場合を例とした通販サイトのページテンプレートイメージ図)

製品一覧ページの役割について

条件に合致する製品を複数件表示する製品一覧ページには、ユーザーを製品詳細ページに誘導するという重要な役割があります。見たい製品を見つけやすい製品一覧ページがユーザーにとって有益と言えるでしょう。

SEOの文脈では、「欲しい物は決まっているけれど、製品までは決めかねている。」という状況のキーワードに対応するページ群となることが一般的です。この状況のユーザーが検索するキーワードを理解し、そのニーズに対応できるページを高い品質で用意しておくことで、自然検索経由の流入を増やせる可能性があります。

製品一覧ページは条件を絞り込む行動が多く取られますが、この時に検索エンジンにインデックスさせる必要のないURLが大量に生成されやすいテンプレートでもあります。検索エンジンにも配慮した設計を心掛けましょう。

ポイント1:製品一覧ページの種類は探しやすさと製品数に応じて決める

製品一覧ページには冒頭の図で示している単一条件のページ(例:ローソファの一覧ページ)の他、複数条件のページも含まれます。作成する製品一覧ページの条件を雑に決めてしまうと、ユーザーにとって製品を探しにくい状態になる他、ユーザーがあまり探さない条件でページが生成されることになり自然検索経由の流入も期待できなくなってしまいます。製品一覧ページを作成する条件はきちんと設計することが重要です。

まずは、取り扱っている製品群が一般的にどのような条件で比較検討されるか調査しましょう。ソファの場合、「ローソファ」や「コーナーソファ」などの形による条件や、「2人掛け」や「3人掛け」などサイズによる条件などが考えられます。さらには「ローソファ 2人掛け」のような複数条件で比較検討することもあるでしょう。取り扱っている製品によっては、ブランド名が条件に含まれる場合もあります。ユーザーが探す条件に対応できているかどうかが、製品一覧ページを作成するときのひとつの基準となります。

もうひとつの基準は条件に該当する製品の数です。例えば「ローソファ 2人掛け」で探すユーザーがいるからと言って、自社サイトで該当する製品がない場合はページを作る意味がありません。また、該当する製品が少ない場合も注意が必要です。Webサイト内でユーザーが絞り込んだ際に該当する製品が少ないのであればあまり問題ありませんが、自然検索経由で流入したユーザーに1件しか該当製品がない一覧ページを見せることは有益とは言えません。検索エンジンにインデックスさせる製品一覧ページは、取り扱い製品の数も考慮する必要があります。反対に、特定の条件で該当する製品が100件を超えるような場合は、このページの他により細かい条件の一覧ページを作成することも検討しましょう。


ポイント2:titleタグやh1タグには一般的なキーワードを使用する

製品一覧ページのtitleタグやh1タグは一般的に使用されているキーワードを使うようにしましょう。業界特有の専門用語や企業独自の固有名詞などを使用しているために、一般ユーザーの検索では該当ページが見つけにくくなっているケースが見られます。ターゲットとするユーザーが使用するキーワードをページ内に含めることで、自然検索経由の流入が増加する可能性があります。

ポイント3:SEOに配慮してファセットナビゲーションを設計する

ファセットナビゲーションとは、特定のテーマで絞り込まれた製品一覧ページを、さらに価格帯や色、サイズや機能などさまざまな条件で絞り込むための仕組みです。この仕組みはユーザーが希望の条件で製品を絞り込めるので非常に便利なものですが、検索エンジンに配慮しないと同じ情報が掲載された重複するURLや、ユーザーにとってまったく価値のないURLが大量に生成されることがあります。これらの本来不要なURLをインデックス対象として検索エンジンが認識すると、クロールやインデックスに問題が起こる可能性があるため好ましくありません。用意している絞り込み条件は、Webサイト内のユーザーのみに表示するべきなのか、自然検索経由でそのページに直接流入したユーザーにも見せるべきなのかを整理しましょう。

Webサイト内のユーザーのみに表示するべき条件の場合、個別のURLを生成しない仕様とするか、適切なページへ正規化処理をするなどしてインデックスさせない対応をとります。自然検索経由のユーザーにも見せるべきと判断した条件については以下の点を考慮してページを作成します。

  • 内容が同じでURLが異なる重複コンテンツが生成されないよう、1条件に対して1URLのみ生成する
  • 検索エンジンがクロールできるよう、内部リンクを適切に設置する
  • (特にそのページに直接流入したユーザー向けに)該当ページの絞り込み条件をページ上部にわかりやすく表示する

また、該当する製品がない条件のページが生成されないように注意することも重要です。機械的にファセットナビゲーションを設計すると、存在しない条件で絞り込んだページができることがあります。例えば、「43インチの液晶ペンタブレット」(大きすぎる)や「1000円未満の冷蔵庫」(安すぎる)などが挙げられます。こういったページが既に存在してしまっている場合は、インデックスさせないようにしましょう。

ポイント4:該当条件以外の製品一覧(詳細)ページへの遷移先も用意する

閲覧していた製品一覧ページの中に気になる製品がなかった場合や、選択肢が多すぎて困っている場合のために、類似条件の製品一覧(詳細)ページへのリンクや、同カテゴリの人気製品一覧(詳細)ページへのリンクなどを設置しておきましょう。絞り込み条件の切り口をサイト側から提示することで、ユーザーに新たな条件を知ってもらうことができますし、サイトからの離脱を防げる可能性もあります。

ポイント5:見せ方を工夫して品質を高める

一覧形式で表示する際は、取り扱っている製品の特性に応じて見せ方を工夫しましょう。例えば、見た目が重要な製品(洋服、家具、など)は1製品ごとの画像を大きくして並べると、ユーザーは見た目で比較検討しやすくなります。サイズや機能から選ぶことが多いと想定される家具や家電などは、これらの基本情報を一覧ページ上で把握できるようにしておくと、製品詳細ページに遷移する前に確認できるため便利です。

製品一覧ページに表示する各製品の情報は、製品詳細ページに遷移するかどうかの判断基準になりえます。自社製品にとって適切な情報を製品一覧ページに表示するようにしましょう。

ポイント6:並び順や仕組みを工夫して品質を高める

並び順に配慮することも重要です。ユーザーによって見たい順番が異なることが想定されるので、価格順や新着順、レビューの評価順など複数の選択肢を用意しておきます。また、製品一覧ページに表示する製品は条件に合うもののみ表示される仕組みにします。条件に合わない製品が表示されると、比較検討しにくく、使いにくいサイトという印象を与えかねません。テーマに合致しない製品が表示されない仕組みを構築しましょう。

まとめ

本記事では通販サイトの製品一覧ページについて、考慮すべきポイントを紹介しました。製品一覧ページは、比較検討の条件次第で多数のページを作成できるテンプレートです。このため有益でないページが作成されているケースもしばしば見受けられます。記載したポイントを踏まえて、ユーザーにとって便利な製品一覧ページを作成しましょう。

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