ウェビナーレポート「分析担当者必見!これから始めるGMP・GCPを使ったデータ分析ウェビナー~第2回Google アナリティクス の使い方講座~」

2020.10.01

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当社では、「分析担当者必見!これから始めるGMP・GCPを使ったデータ分析ウェビナー~第2回Google アナリティクスの使い方講座~」と題し、マーケティング担当者様やデータ分析担当者様を対象にしたウェビナーを8月27日(木)に開催しました。

昨今の企業におけるマーケティング活動では、データ分析を踏まえて顧客行動を定量的に把握したうえで、施策に活用することが重要です。マーケター自身でも実際にツールを用いて分析をおこない、施策に落とし込むことも必要になってきています。

本ウェビナーではGMP(Google Marketing Platform)であるGoogle アナリティクスに焦点を当て、データ分析初心者に向け、Web解析の重要性やGoogle アナリティクスの使い方について、当社のデータドリブンビジネスDivisionデータドリブンビジネスグループ_樋口より解説しました。

第1回のウェビナーレポートはこちら。

ウェビナーレポート「分析担当者必見!これから始めるGMP・GCPを使ったデータ分析ウェビナー~第1回BigQueryの使い方講座~」

「第2回Google アナリティクスの使い方講座」ウェビナー概要

Web解析の重要性

Web解析とはどのようなユーザーがどのページを閲覧・遷移し、商品購入などのコンバージョンに至ったのかを、性年代などの訪問ユーザーの特徴やWebサイトへの流入元などの行動傾向を分析することです。樋口はこれらを把握し、次回の施策立案に活用することが重要であると述べました。また、Web解析をおこなううえで、以下の3点を目的とすることが良いと指摘しました。

  1. Webサイトの現状把握
    どのようなユーザーがどのようにWebサイト内を行動しているかの把握
  2. Webサイトの課題発見
    成果創出に当たりボトルネックとなっている要因がWebサイト上にないかの確認
  3. 施策実施後の効果検証
    実施した施策がどれほど成果に繋がったのか、改善点はないかの検証

上記3点を通してPDCAサイクルを回し、メルマガや広告配信といった施策に活用していくことが大切であると樋口は述べました。

Google アナリティクスとは

次にWeb解析ツールのひとつであるGoogle アナリティクスの概要について説明しました。Google アナリティクスは、Webサイトに専用のタグを貼り付けることでユーザーのWebサイト内行動を計測、レポート表示するツールになります。またGoogle アナリティクスではディメンションと指標という組み合わせでデータが計測されます。ディメンションは性別、年齢、ページといったデータの項目名、指標はユーザー数、訪問数などの計測値の名前のことを指します(図1)。

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(図1:ディメンションと指標)

 

このディメンションと指標はデータを確認するうえで、非常に重要な考え方であると言います。特にディメンションの中でも、どこから訪問してきたのかを表す流入元関連のデータは重要であり、正しくデータを計測するための流入元を認識させる解析用パラメータにも言及しました (図2)。

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(図2:解析用パラメータについて)

図2のように解析用パラメータがないと流入元を誤って計測してしまうため、参照元、メディア、キャンペーンの3つのパラメータは付与することを推奨します。どのデータがどのように計測されているかを理解することで、データを正しく判断し、次の施策への示唆出しにつながっていくでしょう。

Google アナリティクスの主要レポートと利用例

続いてGoogle アナリティクスで確認できる主要レポートについて触れました(図3)。

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(図3:Google アナリティクスの主要レポート)

レポートをより有効に利用する方法としてセカンダリディメンションやセグメントの活用についても説明しました(図4)。

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(図4:レポートを有効に利用する方法)

細分化して深堀分析することでユーザーインサイトをより正確に把握できるようになると言います。例えば、セカンダリディメンションは、性別と年代を掛け合わせることでWebサイト訪問ユーザーのペルソナ像を詳細に把握したり、チャネルとランディングページを掛け合わせることで、コンバージョン獲得しやすいなど相性の良いチャネルとランディングページの組み合わせることが発見できるようになります。また、セグメントではユーザー属性での絞り込みから「○○した後、△△をした」というステップを踏む行動の設定までできるようになります。

まとめ

最後に今回のウェビナーについてふたつのポイントをまとめ、結びとしました。

ひとつ目のポイントはWeb解析の必要性です。これはWebサイトに来訪したユーザーを把握するためや訪問ユーザーの特徴に合わせた施策立案に活用するために必須といえるでしょう。ふたつ目のポイントはGoogle アナリティクスの活用です。Google アナリティクス内のデータを正しく理解することで顧客行動を理解でき、施策に繋げることができるようになるでしょう。

企業のGoogle アナリティクス利用状況とデジタルマーケティングにおける課題

今回焦点を当てたGoogle アナリティクスの企業の利用状況とデジタルマーケティングにおける課題について参加者アンケートよりまとめました。(アンケート回答者75名)

今回のウェビナーにご参加いただいたクライアント企業でGoogle アナリティクスを導入・活用していると回答された方は約85%でした(図5)。

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(図5:ウェビナー参加者のGoogle アナリティクス利用状況)

しかしながらGoogle アナリティクスを導入しているもののデータ計測に不備があったり、データを確認できていなかったり、活用ができていないといった課題を抱えるクライアント企業が多く見受けられました。

またデジタルマーケティングにおける具体的な課題点としては、BigQueryの活用やデータを活用した広告配信、データの取得はできているが活用の仕方が定まっていないといった回答が多く挙がっていました。

アイレップでは、これからGoogle アナリティクスを導入したい、または今後具体的にGoogle アナリティクスを使って分析をしていきたい企業の支援をおこなっています。ツールの使い方や運用、レポート作成などご要望に合わせて対応しますので、お気軽にご相談ください。

本記事ではアイレップ主催「分析担当者必見!これから始めるGMP・GCPを使ったデータ分析ウェビナー~第2回Google アナリティクスの使い方講座~」の概要と参加者アンケートから見えた企業の現状と課題についてご紹介しました。


また、当社ではGoogle アナリティクスはもちろん、その他Google製品の導入から活用までの支援を一貫してご提供しております。今回ご紹介したGoogle アナリティクスを活用したデータ分析・活用に興味があればぜひアイレップへお問い合わせください。

また、このウェビナーの動画はこちらからダウンロードしてご覧いただけます。

動画の視聴はこちら

この記事の著者

DIGIFUL編集部

「DIGIFUL(デジフル)」は、(株)アイレップが運営する「デジタル時代におけるマーケティング」をテーマにした、企業で活躍するマーケティング担当者のためのメディアです。

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