超話題、Clubhouseとは?基本の機能&ポイント解説

2021.01.29

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2021年1月、話題に火が付き急速に広がりを見せている“Clubhouse(クラブハウス)”。新たなSNSとして注目されるものの、「実際に何ができるのか、何が楽しいのか、よく分かっていない……」という方も少なくないのではないでしょうか。

本記事では、基本の操作方法に加え、著者が実際に使ってみた感想、注目のルームについてご紹介します。

1. 話題化が進む「Clubhouse(クラブハウス)」

2021年1月、話題に火が付き急速に広がりを見せている“Clubhouse(クラブハウス)”。Twitterでは常にトレンドインし、各ニュースメディアでも数多く取り上げられ、Googleでの検索数も爆発的に伸びていることから、話題の顕著な伸びが伺えます。

41083187795_01※Twitterのトレンド欄では常に上位表示

 

41083187795_02※Googleトレンドによる「Clubhouse」キーワード検索数2021/1/21~2021/1/28
最もグラフの山が高くなっているのは、小嶋陽菜さんや田村淳さんら芸能界の有名人がクラブハウス利用をツイートで報告した後、1/28 0時~1時頃。

2. Clubhouseに登録するには?

Clubhouseは完全招待制SNSのため、登録者の中につながりのある人がいることが必要です。

2-1.友人から招待を受ける場合

Clubhouseでは、1ユーザーにつき2名(2つの電話番号)まで招待を送ることができます。ちなみに著者は友人からの招待で参加したのでこちらのパターンでした。

(1)SMSで招待が届きます(電話帳登録されていることが必要)

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(2)ユーザー登録にはTwitterを連携できます(簡単でオススメ)

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(3)ユーザー名を登録(フルネームで登録する必要があります)

41083187795_05完了!

2-2.参加を申請する場合

すでに登録者が身近にいる場合、Clubhouseへの登録を申請(waiting)することができます。登録を希望する人がwaitingしていると、つながりのある人に対し通知が送られます。既存の登録者はその人を参加させるか、させないかを選択することができます。

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3. ルームをつくる

Clubhouseでは、ルームと呼ばれるチャットグループを作り、その中で会話をします。1対1のルームから、大人数のルーム(1万人以上のもの)まで作ることが可能です。

3-1.ルームの種類について

ルームには、Open/Social/Closedの3つの種類が存在します。

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Closed(クローズド)

主催者が選んだ人を招待して作られるルームです。ルームに参加した人が、自分のフォロワーを呼ぶ(ping)こともできます。外部の人は参加できません。このルームタイプは、ボイスチャットや他のオンライン通話と変わりません。

Social(ソーシャル)
ルーム参加者のフォロワー限定で参加できるルームです。全くつながりのない人が参加することはできません。

Open(オープン)
世界中の誰でも参加することができるルームです。ラジオと同様に、大勢に向けてテーマを語るには適したルームタイプです。

3-2.参加者の種類について

ルームに参加しているユーザーには、4つの種類があります。

(1)主催者(organizer)
ルームを主催した人(複数の場合も有)です。主催した人には緑色の主催者マークがついています。

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(2)話し手・スピーカー(speaker)
主催者とともにルームを盛り上げる、話し手です。オーディエンスを途中からスピーカーに変更することも可能です。

(3)話し手のフォロワー(Followed by the speakers)

(4)その他のユーザー(Others in the room)
ルームに入って話を聞く人です。発言することはできません。何か発言したいときにはスピーカーへ変更してもらう必要があります。挙手マークがあるので、挙手をしてスピーカーにしてもらうことが多いです。

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3-3.主催イベントを予約する

未来の日時を指定して、ルームをイベントとして設定することもできます。予約したイベントは各種方法でシェアが可能です。Add to Calからは、iPhoneのカレンダー&Googleカレンダーに登録できます。

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4. 【実際に使ってみた】使い方のポイント

著者が使い始めて3日目の感想と、気づいたことを書かせていただきます。

4-1.iOS対応端末、招待したい人を電話帳に登録が必須

Clubhouseは現状、iOS(iPhone)でしか利用できません。更に、招待を送る際には招待したい人を電話帳から選択しなくてはならないため、前もって電話番号を登録しておく必要があります。

私は普段LINEなどのSNSでコミュニケーションを取っていることが大半なので、これを機に友人と電話番号を交換しなくてはなりませんでした(少し懐かしい気持ちになれました)。

4-2.画面録画はNG!アカウントが落とされる可能性も

Clubhouseでは、録音・録画はできない仕様になっています。iPhoneでできる画面録画をしようとするとアラートが出ます。さらに繰り返すとアカウントが落とされる可能性もあるようなので注意が必要です。

4-3.とにかく沢山フォローする

フォローしている人がルームで会話を始めたり、イベントを予約したりすると、フォロワーに通知が送られます。また、フォローしている人がどこかのルームに参加していると、自分のClubhouse上のルーム一覧(メインページ)にそのルームが表示されます。

色々な人をフォローすることで、たくさんのルームを知るきっかけができ、参加する選択肢を増やすことができます。フォローしている人が少ないと、表示されるルームも限られてしまうため、Clubhouseを活発に使いたいという方はとにかく色々な人をフォローすることをオススメします。

4-4.深夜帯に活性化するたまり場

利用し始めて数日が経ちますが、22時以降、特に23時以降は沢山のルームが活発に動き出す印象を受けます。
ユーザーが伸び始めた直近数日間では、

・Clubhouseをテスト的に使ってみるルーム
・マーケティングに携わる方々が主催するルーム
・弾き語りを睡眠BGMとして流しているルーム

など、様々なルームを見かけました。
日に日に実験されており、ルームのテーマが増えてきているように見受けられます。

4-5.話し手のテーマ力と会話力が試される

Instagramのライブ機能(インスタライブ)など、他の生放送サービスとの大きな違いは「音声のみ」なことですが、Clubhouseの場合は“聞き手がコメントやリアクションを話し手に送れない”ことも特徴だと思います。

私もルームを作って実際に話し手をやってみたのですが、聞き手からのコメントやリアクションがないと、不安になる、テーマが枯渇するといった事態にもなりかねず、ルームで語るテーマ選びや話し手の会話力が重要になると実感しました。

ちなみに私と周りの友人では、「Clubhouseのルームで話している人にTwitterでメンションをして、コメントを送る」という方法を取りはじめました。

41083187795_11(実際のルーム画面。この時は1時間程やりました。)

4-6.心地良い規模の閉鎖感と安心感

Clubhouseは現状完全招待制のため、ユーザーが限定されているいまは「ちょうどいい閉鎖感」が感じられるのではないかと思いました。Twitterでつながりのある人がClubhouseのフォロー・フォロワーに居るため、Twitterのようなオープンなプラットフォームの場合は、直近関わりの少ない人へリプライを送ることはためらわれる場面もあるのではないでしょうか?

Clubhouseのオープンルームでは、完全に開かれた場所での会話ではないため、同窓会のような再会を楽しむことができました。また、まったく知らない人が入ってきたときにも、どこかでつながりのある方が多く、安心感もありました。

5. 期待したい今後の活用方法

1月27日には、プロ野球選手のダルビッシュ有さん、タレントの小嶋陽菜さん、田村淳さんなど、芸能界の著名人の方も多く参加されていました。

一般のファンと交流する、握手会やファンクラブ限定イベントなど、オフラインでおこなわれていた「プレミアムな交流」が、Clubhouseを通じておこなえるのではないかと思います。
10代の若年層に定着してくると、YouTube、Instagramのように、Clubhouseでのインフルエンサーの地位が確立されることも期待され、企業の参入も見えてくるのではないでしょうか。

Clubhouse(App Store内)
https://apps.apple.com/us/app/clubhouse-drop-in-audio-chat/id1503133294

この記事の著者

DIGIFUL編集部

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