
この記事の著者
岡村 沙樹
株式会社アイレップ2020年入社。前職ではアパレル業界でマーケティング担当者としてLINEの運用やTwitterの中の人を経験。現在は前職の知見を活かし、LINE公式アカウントを主軸としたCRM領域でのコンサルティング支援を行っている。
日本以外で住むなら、どこ?:スペインのバルセロナ。ガウディの建築に囲まれながら、おいしいスペイン料理とともに暮らしたい。
株式会社アイレップ2020年入社。前職ではアパレル業界でマー...
国内月間利用者数は8,400万人を超え、圧倒的なリーチ力を誇るLINE。企業アカウントの開設数は300万件を超え、今や企業のSNS戦略には外すことのできないものとなっています。LINE公式アカウントの機能にはメッセージ配信とタイムライン投稿があります。このふたつを相互に活用することで、集客や情報拡散、友だち獲得などさまざまな施策を実施することが可能です。一方で、活用方法がわからない、運用の手間がかかるなどの理由から、メッセージ配信はおこなっていてもタイムライン投稿はおこなっていないアカウントもよく見られます。そこで本記事では目的別に応じた、タイムラインの活用方法をご紹介いたします。
1. タイムラインとは
タイムラインの特徴
LINEのタイムラインとは、自分や友だちの活動をリアルタイムに投稿できる機能です。テキストや画像で記事を作成し、投稿できます。投稿した情報は友だち登録しているユーザーのタイムライン上に表示されます。ユーザーは投稿に「いいね」や「コメント」をつけることができるため、ユーザーとのコミュニケーションの場として活用が可能です。
タイムラインを活用するメリット
タイムラインを活用するメリットは主に3つあります。
(1) 配信費が無料
LINE公式アカウントの基本機能としてメッセージ配信とタイムライン投稿があります。メッセージは通数に応じてコストがかかります。一方、タイムラインは投稿数にかかわらず、無料で利用できます。
(2) ブロックを気にせず、手軽に実施できる
メッセージは配信通知がユーザーに届くため、配信を高頻度でおこなうとユーザーに嫌がられやすいです。このため、送る内容や頻度によっては、アカウントのブロックにつながるというデメリットがあります。一方で、タイムラインは投稿してもユーザーに通知されないので、ブロックを気にすることなく手軽に実施できます。また、投稿方法もメッセージに比べ簡単です。テキストや画像があれば、複雑な設定は必要なく、すぐに投稿できます。
(3) 共有による認知拡大が期待できる
ユーザーが共有した情報は、LINE公式アカウントと友だちになっていないユーザーでも見ることができるため、友だち数以上の認知拡大が期待できます。
コスト面・運用の手軽さ・認知拡大の面からタイムラインを活用する公式アカウントは多数存在しています。メリットがたくさんあるので、タイムラインの機能や特徴を捉えたうえで活用していきましょう。
タイムラインのさらなる活用に向けた機能「ディスカバー」
「ディスカバー」とはタイムラインに実装されている機能です。ディスカバーを使うと、友だち以外のタイムライン投稿を見ることができます。一般ユーザーや公式アカウントが全体公開でタイムラインに投稿した写真・動画が表示されます。
従来のタイムラインでは、投稿されたコンテンツはLINE公式アカウントの友だちにのみ表示されていました。このため、投稿内容が友だち以外のLINEユーザーに表示されるのは、投稿が友だちにシェアされた場合に限られていました。ディスカバーの実装により全体公開にしている最新の投稿を、友だち以外のユーザーに対しても表示することができるようになり、従来のタイムラインより認知拡大が期待できるようになっています。
出典:LINE for Business 2020年4月1日「タイムラインの投稿をおすすめしてくれる新機能「ディスカバー」が登場! 」
(図1:従来のタイムライン)
出典:LINE for Business 2020年4月1日「タイムラインの投稿をおすすめしてくれる新機能「ディスカバー」が登場! 」
(図2:ディスカバー)
2. 目的別タイムライン活用方法
タイムラインの活用方法はさまざま
テキストや画像があれば手軽に投稿ができるタイムライン。その活用方法はアカウントの目的によって異なり、各LINE公式アカウントからはさまざまなコンテンツが投稿されています。今回は、集客・シェア・友だち獲得の3種類の目的別に活用方法をご紹介します。
集客(販売促進)を目的とした投稿
タイムラインでセール情報やクーポン情報を投稿することで、タイムリーに集客をおこなうことが可能です。配信頻度が多くてもブロックされにくいという特徴を活かし、高頻度で投稿しているアカウントもあります。毎日投稿すると運用コストがかかってしまうため、できる範囲で取り組んでいくとよいでしょう。
(図3:SALE情報の投稿イメージ)
タイムラインの内容によっては、詳細が気になりメッセージを見に訪れるユーザーもいます。メッセージ配信で詳しい情報を配信することで、ユーザーに自社のサービスを理解してもらうといった運用も可能です。
(図4:クーポン情報の投稿イメージ)
シェアを目的とした投稿
アカウントのシェアを目的とした投稿をおこなうことで、LINE公式アカウントの友だちではない、新規ユーザーに対して情報発信が可能です。投稿内容としては、人に教えたくなるようなコラボ商品、思わず「いいね」ボタンを押したくなるような企画の投稿が挙げられます。
(図5:コラボ商品紹介の投稿イメージ)
(図6:「いいね」ボタンを押したくなる企画の投稿イメージ)
友だち獲得を目的とした投稿
LINE公式アカウントの友だちの獲得を目的とした投稿です。あらかじめ、アカウントを友だちに追加するとプレゼントがもらえるメッセージが届くように設定しておきます。そのうえで「友だち追加をしてプレゼントをもらおう!」といった文章とともに友だち追加用のURLを投稿します。タイムラインで情報を知ったユーザーが、プレゼントをフックに友だち登録してくれます。
プレゼントの内容はクーポン、壁紙、ノベルティなどさまざまなもので実施されています。プレゼントを悪く思うユーザーは少ないのでシェアもされやすく、コストを抑えて友だち獲得することが可能です。
(図7:プレゼント投稿イメージ)
3. まとめ
タイムラインはアカウントがあれば無料で何度でも投稿できるので、活用しない手はありません。目的や運用コストに応じて投稿内容を検討し、効果的に活用していきましょう。アイレップではLINE公式アカウントの運用支援もおこなっています。実施したいけれど運用に手間がかかって困っている、どんなアカウントにすればいいかわからないなど、悩みを持っている方はお気軽にご相談ください。