【2020‐21年】Yahoo! JAPANのプロダクトアップデート総まとめ

2021.03.12

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前回はコロナ禍における環境の変化に伴いGoogleが行った対応や、2021年の注目プロダクトをご紹介いたしました。今回はYahoo!JAPANにフォーカスいたします。
本記事では一部のみのご紹介となり、ご紹介しきれない内容につきましては資料にまとめていますので是非ダウンロードしてご覧ください。

Yahoo! JAPANは「おうち時間」「消費行動の変化」を捉える

コロナ禍で消費者によるウェブサービスの利用が増え、Yahoo!ニュースのトップページへの流入は前年比180%超にも達しました。そんなヤフーのサービスアップデートは、「おうち時間」と「消費行動の変化」を捉えたものが多い傾向にありました。

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参照元:Yahoo! JAPAN 自社調査。データ対象期間: 2019 年 12 月 2020 年 4 月

(図1:Yahoo!ニュースへの流入数増加)

 

コロナ禍のビジネスをサポートするコンテンツの発信

ヤフーは自粛期間中、自社のウェブサイトに「Withコロナ時代のデジタルマーケティングとは?」というテーマでCCCマーケティング株式会社との対談記事を掲載し、コロナ禍でも活用できるマーケティングソリューションや今後の展望を語り情報発信を行いました。
https://yahoojp-marketing.tumblr.com/post/634270216518582272/20201109

また、Yahoo! JAPANのトップページには「コロナ対策応援メッセージ」の入ったバナーを掲載したり、おうち時間で役立つ情報や楽しいコンテンツを掲載するYahoo! JAPAN おうち生活サイト「Stay Homeポータル」を立ち上げ、このページへの広告掲載も可能にしたりしました。このようにコロナ禍を乗り切る企業や個人の背中を押すサービスのアップデートが多くありました。

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(図2:応援メッセージバナー)

 

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参照元:https://ouchi.yahoo.co.jp/

(図3:Stay Home)

広告機能アップデート

一方の広告メニューでは、フルファネルで活用できるプロダクトのアップデートが複数ありました。本記事ではその中から特に注目の「PayPayを活用した獲得施策向けメニュー」を取り上げます。

PayPayを活用した獲得施策向けメニュー
PayPayボーナスをインセンティブとしたプロモーションが可能な以下2種類のメニューがローンチされました。

(図4:PayPayキャンペーン)

「PayPayリテールギフト」は、商品購入を促進させたい企業に適切なメニューです。ユーザーは広告でキャンペーンを認知し、エントリー。当選した後にPayPayによる決済で対象商品を購入するとPayPayボーナスが付与されます。

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(図5:PayPayリテールギフト)

一方の「PayPayコンシューマーギフト」は、サービス利用や会員登録を増やしたい企業におすすめのメニューです。ユーザーが広告でキャンペーンを認知しエントリーしたあと、広告主のサービスに登録をしたり、ログインなどのアクションを起こしたりすることで応募が完了します。当選するとPayPayボーナスが付与されます。

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(図6:PayPayコンシューマーギフト)

2つのメニューでの決定的な違いは、PayPayでの決済を前提とするか否かで、企業のプロモーション目的に合わせて使い分けることが可能です。
3,500万人※1が利用するPayPayのポイントをインセンティブにすることでユーザーのキャンペーン参加へのモチベーションが上がり、高い広告効果が期待できるメニューです。またどちらのメニューもオンラインみのならず、来店などのオフライン施策にも活用することが可能な為、幅広い業種・商品に活かせるのではないでしょうか。

※1:PayPay株式会社 2021年1月5日「「PayPay」のユーザー数が3,500万人を突破

2021年注目プロダクト「Yahoo!広告 ディスプレイ広告(予約型)」

2021年、ヤフーからは季節やイベントに連動したプロダクトのリリースなどいくつかトピックスがありますが、本記事ではこちらを取り上げます。

Yahoo!プレミアム広告が「ディスプレイ広告(予約型)」に刷新され、ディスプレイ広告(運用型)と同一のプラットフォームで提供されます。これにより、主に以下3つの観点が大きく変わります。

(1)「プラットフォーム」
プレミアム広告の提供が終了となり、掲載保証型広告(純広告)は予約型に刷新されます。運用型と一つのプラットフォームにまとまる事で統合的な運用が可能になります。

(2)「計測」
プレミアム広告ではこれまで計測不可でしたが、ディスプレイ広告(予約型)ではコンバージョン、ビュースルーコンバージョンが計測可能になります。

(3) 「レポート」
ディスプレイ広告(予約型)も運用型広告と同様に管理画面でレポートの取得ができるようになり、運用型×予約型の統合レポートの提供が可能となります。

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(図7:ディスプレイ広告(予約型))

従来のプレミアム広告の強みはそのままに、より広告効果が期待できる商品へと進化します。このアップデートによって、ディスプレイ広告(予約型)は可視化できる指標が増え、これまでと異なる成果評価ができるようになったため、企業のビジネス拡大において新たな課題解決手段のひとつになり得るのではないでしょうか。

まとめ

本記事では、Yahoo! JAPANの注力プロダクトの一部をご紹介しました。この他にもコロナの影響で変化した消費者の行動を捉え、企業のビジネス拡大に貢献するプロダクトのアップデートが複数ございます。今回ご紹介した内容も含めて資料にまとめていますので、ダウンロードいただき、マーケティング活動にお役立ていただければ幸いです。

<DL資料>ダッシュボードテンプレート(Google データポータル)

この記事の著者

DIGIFUL編集部

「DIGIFUL(デジフル)」は、(株)アイレップが運営する「デジタル時代におけるマーケティング」をテーマにした、企業で活躍するマーケティング担当者のためのメディアです。

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