SEO業者はどう選ぶ?外部委託先の選び方徹底解説【すぐ使えるSEO用RFP(提案依頼書)テンプレ付き】

2022.01.18

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SEOを外部に委託したい、すでに外部に委託しているものの相性のいい業者となかなか出会えない、などの悩みを抱えている方向けに、本記事ではSEOの外部委託先の選び方を解説します。記事末尾には、SEOの提案依頼をする時にすぐ使えるRFP(提案依頼書)テンプレートもご用意しています。

SEOとは

SEOとは検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)の略称で、Webサイトの内容をGoogleなどの検索エンジンが理解できるように整備し、検索エンジンを通じて伝えたい情報を人々に届けるためのマーケティング手法のひとつです。検索エンジンを利用して情報収集するユーザーのことを深く理解したうえで、Webサイトの既存ページ改善や新規コンテンツの企画・開発などを中心とした施策をおこなうのが一般的となっています。

中小規模のWebサイトであれば、Googleが提供しているドキュメントなどを参考に運営者自身でSEO施策をおこなうこともできます。一方で、数万ページを超える大規模サイトや、更新頻度やページ追加頻度が高くテクニカルな問題を抱えやすいサイト、SEOに関する知見が少ない企業などは外部へのSEO業務の委託により、短期間で高い成果を得られるケースがあります。

SEOを外部に委託する場合は、タイミングも重要です。リニューアルやサイトリリースを控えている場合は、プロジェクト初期の段階からサポートを得られるようにしておくことで、SEO要件を押さえたWebサイト構築が可能になります。

関連記事:SEOとは? 初心者に分かりやすく解説!

SEO業者を選ぶ前にやっておくとよいこと

本章では、求めている提案をもらいやすくするためにSEO業者に提案依頼をする前にやっておくと良いことを3点ご紹介します。

1.Webサイトの目的を明確化し定量的な目標値を策定する

前述の通り、SEOとは「検索エンジンにWebサイトの内容を適切に理解させ、伝えたい情報を検索エンジン経由で人々に届けること」を指しており、具体的な施策方針はWebサイトごとに大きく異なります。SEOの実施により実現したい状態を定量的に定め、その状態をSEO業者に共有することで、目標に近づくための具体的な提案を受けられるようになります。

関連記事:SEOの目標設計の方法とは?陥りがちな注意点も解説

2.予算を確保する

後述しますが、SEOにかかる費用は業者により大きく異なります。自社の予算感に応じた提案が受けられるよう、事前に予算を決めておきましょう。

3.提案された施策を実装するためのリソースを確保する

SEOを委託しても、提案された施策を実装できないとWebサイトの成果にはつながりません。SEOの施策には効果が出るまでに数ヶ月かかるものもあるため、施策を提案されたらすぐに実装できるようリソースを確保しておくと良いでしょう。

・アイレップではデジタルマーケティングのすべてを一気通貫でサポート可能

アイレップは、SEOにとどまらずデジタルマーケティング全体のサポート体制を構築しています。そもそもどのソリューションから実施するべき?どんな目標を立てるべき?などのお悩みをお持ちの場合も、ぜひアイレップにご相談ください

(図1:アイレップのケーパビリティ)

SEO業者のタイプ

SEO業者は、提供サービス範囲などから大きく3タイプに分類できます。

自社でSEO施策の実装リソースを確保できない、SEO以外のデジタルマーケティングについてもあわせて相談したい、などのケースでは大手広告代理店への提案依頼を検討しましょう。一方で、費用は相対的に高くなる傾向があります。自社の状況や目的、発注する内容に応じて提案依頼する業者を複数選定することを推奨します。

SEO業者選定時のポイント

複数の業者から提案をもらったら、下記のようなポイントをおさえて選定を進めることを推奨します。

SEO業者を選ぶときの注意点

SEO業者の一部には、誤った知識に基づく施策やスパム行為となる施策を提案してくるところがあるのも事実です。そういった業者を見極めるには、以下のようなポイントを確認することを推奨します。

・ガイドライン違反の提案をしてこないか
ガイドライン違反の提案とは、人工的な外部リンク設置施策やキーワード詰め込み施策などが該当します。ガイドライン違反の施策を実装してしまうと、自社サイトのオーガニックトラフィック減少や社会的信用の低下につながる懸念があります。GoogleのSEO スターター ガイドなどを一読し、ガイドラインに違反する提案をしてくる業者は避けるようにしましょう。

参考:SEO スターター ガイド: 基本 | Google 検索セントラル | Google Developers

・順位上昇を確約してこないか、高すぎる成果シミュレーションを出してこないか
Googleの検索結果の順位保証は誰にもできません。安易に順位の上昇を保証してくる会社は避けたほうが良いでしょう。また、SEOの成果は競合サイトのコンテンツ開発状況など、コントロールできない要因に大きく影響を受けます。シミュレーションロジックに納得感のある場合を除いて、成果の高すぎるシミュレーションを出してくる業者にも注意しましょう。

・月額数万円など、安すぎるプランになっていないか
SEOではベストプラクティスと呼ばれるような施策が複数存在していますが、それらは必ずしもすべてのWebサイトにあてはまるわけではありません。Webサイトごとに必要な施策を検証するプロセスが必要です。あまりにも安いプランを提供するような業者は、汎用的な施策提案にとどまることが多いため、成果につながりにくい可能性が高いと言えるでしょう。

RFP(提案依頼書)って必要?

RFPとは、何らかの業務を外部に委託する際に、候補となる業者に具体的な提案内容を依頼する文書のことです。発注の目的や背景、提案範囲やスケジュールなどを詳細に示すことで、自社の目的とずれた提案を受けるリスクや、予算や納期にミスマッチが起こる確率を下げることができます。

また、SEOの場合はRFPにWebサイトの詳細を記載しておくことで、以下のような無駄も防ぐことができます。

・事情により改修が困難なテンプレートに対する施策を提案されてしまう
・注力していない商品(サービス)について扱うWebページに施策を提案されてしまう

必ず用意すべきものではありませんが、RFPがあれば精度の高い提案を受けやすくなるほか、発注後のトラブルを事前に防ぐ効果も期待できるため、作成したほうが良いでしょう。

一方で、はじめてSEOを発注するようなケースでは、RFPに記述すべき項目がよくわからない方も多いと思います。項目を埋めるだけで最低限の情報を伝達できるSEO用RFPテンプレートをご用意しておりますので、ぜひご活用ください。

<DL資料>ダッシュボードテンプレート(Google データポータル)

アイレップのSEOサービス

最後に、アイレップのSEOサービスの強みを解説します。

サービスクオリティ、網羅性

・分析ツール
アイレップでは、購買ファネルの各段階において、どんなユーザーが見込み顧客なのか、その見込み顧客が何を求めている状態なのかを判別可能な「Per-SONAR®」などを中心に、検索行動を分析できる独自ツールを複数活用しています。

・定量データからの施策立案
何か施策を実装する際には、その施策が自社のWebサイトにとって有益か、最新の検索エンジンの傾向や競合サイトの動きなどあらゆる角度から検証、考察する必要があります。アイレップでは特に大きな施策を提案する際には、可能な限り定量的なデータを用いながらその施策が本当に適切かどうかを見極めてご提案をおこなっています。

・博報堂DYホールディングスならではのフルファネル提案が可能
Webサイトの改善だけでは成果が見えにくくなっている昨今のSEOにおいて、アイレップはSEOやCRO(Conversion Rate Optimization、コンバージョン率最適化)にとどまらず、博報堂DYホールディングスがこれまで培ってきたナレッジを活用した認知施策の提案などもおこなっています。

施策提案後~実装までのサポート体制
SEOは施策を提案して終わりではなく、Webサイトに実装しないと成果につながりません。一方で、Webサイトの構築環境やHTML変更のためのフローは企業によって異なります。アイレップでは提案施策の内容ごとに、担当部門の方それぞれとコミュニケーションをとることで施策実装を精力的にサポートします。また、SEO施策を実装するためのリソース確保が難しい場合は、アイレップで実装までおこなうことも可能です。

この記事の著者

SBU サーチエクスペリエンスDiv

検索領域の集客向上に向けた検索体験最適化サービス提供を実施しています。

検索領域の集客向上に向けた検索体験最適化サービス提供を実施し...

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