ウェビナーレポート「Google アナリティクス 4(GA4)活用ウェビナー ~UAに代わる解析ツールGA4のレポート活用方法をご紹介~」

2022.07.20

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この記事の著者

内田 充子

金融機関にて、主に法人担当として企業分析をはじめとした与信審査業務・債権管理業務に従事した後、2019年にデータアナリストとしてアイレップへ入社。Google アナリティクスやCDPを活用したデータ分析業務やBtoB企業へのデジタルマーケティングの推進業務を担当し、クライアントの課題解決を支援。

趣味:海外旅行、ジム、犬

金融機関にて、主に法人担当として企業分析をはじめとした与信審...

当社では「Google アナリティクス 4(GA4)活用ウェビナー ~UAに代わる解析ツールGA4のレポート活用方法をご紹介~」と題し、マーケティング・Webご担当者様を対象にしたウェビナーを5月27日に開催しました。4月に開催したGA4ウェビナーでは、移行に向けてまず何をするべきなのか・GA4の導入後はどのように活用すればよいのかお悩みのご担当者様に向け、UAとGA4の変更点や移行手順について解説しました。

今回のウェビナーはその続編として、
・GA4を導入したばかりでレポートの活用方法が分からない
・仕様やUIの変更に伴い、UAで見ていた指標や主要レポートがGA4でどのように見られるのかを把握したい
・GA4新機能の活用方法を習得したい
とお考えのご担当者様に向けて、GA4のレポート活用方法について、UAとの比較や、新機能の活用方法も交えつつ解説しました。

ウェビナー概要

UAに代わるデータ解析ツールGA4とは

Google アナリティクス 4(以下、GA4)とは、以前「アプリ+ウェブ プロパティ」と呼ばれていたものがアップデートされ、名称変更されたものです。もともとは「Google アナリティクスfor Firebase」というアプリ計測ツールの仕組みをベースにしたもので、アプリとWebサイトを横断して計測できるものでした。こちらをより発展させたものが現在のGA4の立ち位置です。GA4は、UAに代わり今後の機能アップデートの主流となります。

GA4では上述のようにアプリとWebを横断した解析がおこなえるようになったほか、イベントやコンバージョンの柔軟な計測や、機械学習を活用できるようになりました。このようなさまざまな機能を駆使しながら、ユーザー単位でのサイト内行動をとらえることができるのがUAとの大きな違いといえます。

GA4の主要レポート構成について

GA4の主要レポートの構成は、従前のUAのレポートと比較してシンプルでわかりやすく、ユーザーのアプリ・Web回遊行動に合わせたものであることが特徴です(図1)。

 

(図1:GA4の特徴的なレポート構成)

シンプルでわかりやすいレポート構成
UAは大項目が多く、各々の配下にレポートが内包されているような複雑なレポート設計でした。一方GA4では、大項目が5つに集約され、各レポートの役割がはっきりとわかりやすくシンプルな構成になりました(図2)。

 

(図2:UAとGA4のレポートの違い)


①ホーム
ユーザー数、新規ユーザー数、合計収益などといった重要な指標を確認することができます。

②レポート
ユーザー行動やユーザーの属性などのレポートを確認できます。

③探索
レポート以外で見たい指標に合わせ、詳細なレポートを柔軟に作成することができます。

④広告
アトリビューションモデルを用いた比較など、広告視点でのレポートを確認することができます。

⑤設定
イベントやコンバージョンをGTM上での実装を伴うことなく、管理画面上で設定することができます(一部例外あり)。また、各指標の数値を確認することも可能です。

ユーザーのアプリ・Web回遊行動に合わせた構成
昨今のユーザーはアプリ・Webを問わず多くのデバイス環境を用い、その都度新しいセッションを立ち上げながらコンバージョンに至ります。また、複数のセッションで同じユーザーが複数回コンバージョンすることもあります。そのため、以前のように単に特定のセッションのみに着目し、サイト上でどのようにコンバージョンに至らせるべきかを考察するだけでは、自社のファンとなるユーザーを創出することが難しくなります。言い換えると、ユーザーのLTV(ライフタイムバリュー・顧客生涯価値)を高めるためには、単一のセッションに留まらずユーザーの行動全体に着目することを通じて、いかにユーザーを維持できるか考える必要があります。

ユーザーのLTVを高めるアプリ・Webの解析をおこなうためには、ユーザーごとに、コンバージョン前とコンバージョン後の2つの行動を追うことが必要です。UAの場合、セッション(訪問数)単位で指標を追う仕様となっていたため、ユーザー単位で行動を追うことが困難でした。一方GA4では、最初に接触したメディアからユーザーがどのようにコンバージョンしたのか一連の経路を簡単に追うことができるため、ユーザー単位での解析が柔軟にできるようになります(図3)。

 

(図3:UAとGA4での計測方法の違い)

例えば「ユーザー獲得」のレポートでは、「最初のユーザーの○○」で任意のディメンションを設定することにより、設定したディメンションの内容をユーザー単位で評価することができます(図4)。

 

(図4:ユーザーごとの指標が確認できるレポート例)

ライフサイクル
GA4のレポートでは、LTVの解析について広範囲なユーザー行動を解析できる「ライフサイクル」というレポートが存在します。これはユーザーがどこから流入したのち、どのような行動をしたのかを把握することができるものです。「集客」から順にユーザーがどのように行動し購買したのかを追うことができるため、利用者が直感的に理解しやすい構成になっています(図5)。

 

(図5:ライフサイクルレポート構成)

エンゲージメント
(図5)に登場するレポート項目のうち、GA4より新たな重要な指標として「エンゲージメント」が追加されています。これは「Webサイトにとって有益なユーザー行動」を表す指標です。例えば「Webサイトに来訪して10秒以上継続したセッション」や「コンバージョンイベントが発生したセッション」、「2回以上のスクリーンビューや、ページビューが発生したセッション」などの指標を、有益なユーザー行動として集計することができます。

メイン分析レポート「探索レポート」の活用方法

「探索」は、GA4で収集されている多くの指標を、先述の「レポート」項目より複雑な条件を交えて柔軟に可視化することのできるレポートです。簡単な操作で細やかな仮説検証をおこなうことができるほか、分析した情報を社内のメンバーに共有することも可能です(図6)。

 

(図6:「探索」機能の3つのメリット)

本ウェビナーでは下記レポートをテンプレートとし、Google社の提供するデモアカウントの画面ご覧いただきながら、実際にGA4上で探索レポートを作成する流れを確認いただくハンズオン形式で紹介しました(図7)。

 

(図7:ハンズオンでご紹介した探索レポートのテンプレート)

GA4有償版について

本年4月より、Google社よりGA4の有償版が正式にリリースされました。無償版と比較して、GA4の活用ポイントとなる機能のアップデートがされています。前半のウェビナーに引き続き、今回も注目機能として、以下の3つについて抜粋して紹介しました。

サブプロパティ
従来のUAでいう「ビュー」にあたる機能です。サービスごとのWebサイトやアプリケーションのデータ解析をおこなう上で、領域ごとのデータを切り出してレポーティングが可能です。

「探索レポート」上の各機能の上限緩和
無償版では利用ができなかった、探索レポートにおける非サンプリングレポートの利用が可能になります。GA4ではUAのように一定のしきい値でデータの正確な取得が難しくなる(サンプリング)ことはありませんが、探索レポートと呼ばれるレポート上にはしきい値が存在し正確なデータの取得が難しくなります。そのため、流入数の多いWebサイトや集計期間を長く取る分析をおこなう際は、有償版をご活用いただくことを推奨します。また、これによりデータの保持期間も延ばすことも可能です。

BigQuery エクスポート
有償版のご利用により、BigQueryへ連携できるデータ量を増やすことができます。1stパーティーデータの活用が以前にもまして重要視されていますが、GA4はより多くのデータを活用した精緻な分析ができます。

まとめ

本ウェビナーでは、マーケティング・Webご担当者様に向けて、GA4のレポート活用方法をUAとの比較や新機能の活用方法も交えつつ解説しました。

当社ではGA4の導入・環境整備から活用までの支援を一貫した支援をしており、下記のような設定移行プランもご用意しています(図8)。GA4の導入にあたりお困りごとがございましたら、ぜひお問い合わせください。

(図8:GA4設定移行プラン)

なお、本ウェビナーの様子は下記より動画でご覧いただけますので、こちらも併せてご覧ください。

URL:https://digiful.irep.co.jp/movie/79049029972

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