自然検索とは?広告枠との違いや検索エンジンの種類を解説

2022.07.26

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本記事では、SEOを始めたばかりの担当者向けに自然検索や検索エンジンの種類について解説いたします。

自然検索とは

検索結果の内、広告以外の検索結果の枠を自然検索と呼びます。

79907612243_0001(図1:検索結果における広告と自然検索)

広告枠に自社のWebページを表示するには、費用を支払って所定の手続きをおこなう必要がありますが、自然検索枠は一般公開されているWebページであれば(検索エンジンが認識・処理することで)自然に表示されるようになります。別名、オーガニック検索とも呼ばれています。

検索エンジンとは

広い意味では、与えられた検索クエリに該当する情報を検索するシステムを指しますが、一般的には、検索キーワードを入力してインターネットに公開されている情報から関連性の高い情報を抽出する機能とプログラムを指すことが多くなっています。後者に該当するメジャーな検索エンジンには、GoogleやMicrosoft Bingがあります。

検索サービスとの違い

検索サービスとして思い浮かぶのはGoogleやYahoo!という方も多いかと思いますが、Yahoo!は検索エンジンにGoogleを使用しています。下記の例のように、他社の検索エンジンを利用した検索サービスがある点も認識しておくとよいでしょう。

79907612243_02n(図2:検索エンジンと検索サービスの違い)

参考:Yahoo! JAPANの検索サービスにおけるグーグルの検索エンジンと検索連動型広告配信システムの採用、ならびにYahoo! JAPANからグーグルへのデータ提供について - ニュース - ヤフー株式会社

このためGoogleとYahoo!の検索結果は、(検索サービス各社の独自機能を除き)基本的に同じですが、異なる検索エンジンのMicrosoft Bingでは、検索結果に違いが生じることがあります。

(図3:同一検索キーワードにおける各検索サービスの結果比較)

日本の検索サービスのシェア

日本では、GoogleとYahoo!のシェア合計が約96%、次いでMicrosoft Bingが約3%となっています。

(図4:検索サービスのシェア)

参照:Search Engine Market Share Japan | Statcounter Global Stats

前述のとおりYahoo!はGoogleの検索エンジンを利用しているため、日本で使われている検索エンジンのほとんどがGoogleということになります。Webサイトによっては、Microsoft Bing経由の流入にも気を配る必要がありますが、多くのWebサイトではGoogleが主要な検索エンジンであると認識しておいても問題ないでしょう。

自然検索の表示順位が決まる要因

本章では、検索エンジンがGoogleの場合について解説します。Googleは、自然検索枠の表示順位決定にさまざまなアルゴリズムを用いていますが、主な要因は図5の赤枠内とされています。

79907612243_05n(図5:Google検索の仕組み)

参考:ランキング結果 – Google検索の仕組み

検索キーワード次第では競合するWebサイトが多いなど、自社サイトを上位に表示させることが困難な場合もあります。自社に関連のあるキーワードで流入を得るためには、検索エンジンとの親和性を高めるSEO(Search Engine Optimization)の取り組みが必要となります。

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各検索エンジンは、自然検索のパフォーマンス計測ツールを提供

GoogleやMicrosoft Bingは、自社サイトが自然検索でどの程度のパフォーマンスを発揮しているか確認できるツールを用意しています。Googleの場合は、Google Search Console、Microsoft Bingの場合は、Bing Webmaster Toolsです。それぞれ無料で使えるため、導入していない場合は導入を検討しましょう。これらのツールは、自然検索経由の流入状況だけでなく、検索エンジンが認識しているWebページについてのデータなども確認することができます。

(図6:Google Search Consoleのイメージ)

(図7:Bing Webmaster Toolsのイメージ)

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自然検索とリスティング広告の違い

リスティング広告と比較すると自然検索経由の流入には、コストをかけずに長期的な流入を期待できるというメリットがあります。自然検索での表示とリスティング広告での表示それぞれにメリットがありますので、目的や状況に応じて施策方針を決める必要があります。

79907612243_0008(図8:自然検索とリスティング広告の違い)

まとめ

本記事では、自然検索について解説いたしました。普段、Googleの順位のみをモニタリングしているSEO担当者の方もいるかもしれませんが、WebサイトによってはMicrosoft Bing経由の流入が一定の割合を占めるケースもあるため、一度流入元の割合を確認してみるとよいでしょう。自然検索経由の流入に課題をお持ちの場合は、当社にお問い合わせください。

▼関連資料

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この記事の著者

増渕 佑美

2014年に株式会社アイレップに入社し、SEOコンサルタントとして従事。ソリューション部署に所属。通販や人材などデータベース型サイトを中心に経験を積んでおり、現在はメディアサイトのSEOも担当し幅を広げている。
好きなこと:散歩、パズル、動物の動画をみること

2014年に株式会社アイレップに入社し、SEOコンサルタント...

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