301リダイレクトとは?SEO担当者向けに知っておくべきポイントを解説

2022.07.22

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この記事の著者

増渕 佑美

2014年に株式会社アイレップに入社し、SEOコンサルタントとして従事。ソリューションビジネスUnitインバウンドマーケティングDivに所属。通販や人材などデータベース型サイトを中心に経験を積んでおり、現在はメディアサイトのSEOも担当し幅を広げている。
好きなこと:散歩、パズル、動物の動画をみること

2014年に株式会社アイレップに入社し、SEOコンサルタント...

Webサイトを運営しているとドメインの移転やURL変更をおこなうことがありますが、こういったケースの多くで必要になるのが301リダイレクトです。適切に設定しないと検索流入が減少することもあるため、正しく理解して活用しましょう。

301リダイレクト

301リダイレクトとは、URLが永久に転送(変更)されたことを示すHTTP ステータスコードです。

クライアント(Webブラウザ)がWebサーバーにリクエストを送るとWebサーバーはリクエストに対するレスポンスを返しますが、HTTP ステータスコードとはレスポンスに含まれるリクエストの実行結果のことを指します。

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(図1:クライアントとWebサーバーのやり取りのイメージ)

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301リダイレクトが設定されているURLの場合、リクエストを送るとWebサーバー側でリダイレクトされて転送先のURLの情報がレスポンスとして返ってくる形になります。

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(図2:301リダイレクトが設定されたURLにリクエストした時のイメージ)

301リダイレクトが設定されているURLにアクセスするとWebサーバーとの通信では上記のやり取りがありますが、閲覧しているユーザーは注意深くアドレスバーを見たり都度デベロッパーツールを確認したりしない限りリダイレクトには気づかないのが通常です。

SEOにおける301リダイレクトの意味

301リダイレクトを設定すると、検索エンジンは下記のように認識・処理します。検索経由の流入を得たい(インデックスさせたい)WebページのURL変更をおこなう場合は、301リダイレクトを設定するのが最も推奨されています。

項目

301リダイレクト

リダイレクトの意味

永続的なURL変更

インデックス対象

リダイレクト

旧URLの評価引き継ぎ

引き継ぐ

302リダイレクトとの違い
ユーザーは301リダイレクトと同様に転送されますが、検索エンジンは301リダイレクトとは異なる理解をします。301リダイレクトとの違いをまとめると下記になります。

項目

301リダイレクト

302リダイレクト

リダイレクトの意味

永続的なURL変更

一時的なURL変更

インデックス対象

リダイレクト

(一定期間は)リダイレクト元

旧URLの評価引き継ぎ

引き継ぐ

引き継ぐ

302リダイレクトは一時的な変更であることを検索エンジンに伝えますが、長期間設定したままにすると301リダイレクトと同等に扱われるとGoogleのJohn Mueller氏が発言(参考リンク29分22秒)していますので、この点についても注意するようにしましょう。また、この発言をしたオフィスアワーにて、302リダイレクトも旧URLの評価は渡されると発言(参考リンク53:48)しています。

参考:English Google Webmaster Central office-hours hangout – YouTube

主な301リダイレクトの利用シーン

主な利用シーンには、以下のパターンが考えられます。

ドメイン変更を伴うWebサイトの移転を実施する
下記のようにドメイン変更を伴うWebサイトの移転を実施する場合で、旧URLにリクエストした人を新URLに転送させたい場合は基本的に全URLの301リダイレクトが必要になります。

変更前:xxx.com

変更後:yyy.com

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WebページのURLを変更する

ドメインの変更ではなく、URLルールを変更する場合もあると思いますが、こういったケースでも301リダイレクトを設定します。

変更前:xxx.com/article/001/

変更後:xxx.com/blog/001/


URLを正規化する

同じ内容を掲載しているWebページに、wwwの有無の違いや拡張子の有無など複数URLでのアクセスが可能な場合、ひとつのURLを正規バージョンとして選定し、ユーザーが訪問するURLを統一しておくことが推奨されます。

xxx.com
www.xxx.com
xxx.com/index.html

301リダイレクト設定時の対応

URL変更時には、301リダイレクトの設定以外にもあわせて対応すべきことが発生します。

301リダイレクトの設定方法

Googleのドキュメントに下記の記載があるように、具体的な設定方法は環境によって異なります。

サーバー側のリダイレクトの実装は、ホスティングとサーバーの環境や、Webサイトのバックエンドのスクリプト言語によって異なります。

下記のページを参考に、自社のWebサイトに合わせた形で設定するようにしましょう。

参考:リダイレクトと Google 検索 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers

それ以外で考慮すべきこと

URL変更をする時は、リダイレクトの設定だけでは十分ではありません。下記についても変更の必要性を見直しましょう。

・内部リンクやcanonicalの指定先
新URLにユーザーや検索エンジンがスムーズにアクセスできるよう、旧URLを指定している箇所があれば新URLに更新しましょう。

・sitemap.xmlのURL
リダイレクト設定直後は、新旧両方のURLに検索エンジンがクロールすることでリダイレクトの検知を促すことができます。新URLをsitemap.xmlで通知しましょう。旧URLのインデックス数がゼロに近づいたら、旧URLの通知はやめて問題ありません。

・robots.txtの記述
現状のrobots.txtの記述が、変更対象の新旧URLに影響しないことを確認しておきましょう。両方のクロールが許可されていないと、リダイレクトが適切に検知・クロールされず検索流入に悪影響を与える恐れがあります。


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301リダイレクト設定時の注意点

301リダイレクト関連の注意点をいくつかご紹介します。

リダイレクトチェーンが発生しないようにする

リダイレクトチェーンとは複数回のリダイレクトがおこなわれる状態を指します。Googlebotやブラウザは複数回のリダイレクトを辿れますが、ユーザーの待ち時間が長くなったり、ブラウザによっては長いリダイレクトチェーンに対応していなかったりするため、避けたほうが好ましいです。Googleのドキュメントには5回未満(できれば3回以下)と記載されているため、どうしてもリダイレクトチェーンとなってしまう場合もこの回数以内になるようにしましょう。

参考:Webサイトの移動と URL の変更 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers

URL変更の際は適切にリダイレクトを設定する(それでも一定期間流入が減るケースもある)

URL変更時には、旧URLとの関連性を検索エンジンに示すために適切なリダイレクトを設定することが推奨されています。リダイレクトが設定されない場合、新URLはゼロから検索エンジンに評価されることになるため、旧URLが獲得していた検索流入を得られる状態になるまで長い時間がかかることがあります(時間の経過にかかわらず、戻らない場合もあります)。

適切にリダイレクトを設定しても(特にドメイン変更を伴うURL変更の場合は)旧URLの評価が新URLに引き継がれるまでには一定期間かかり、この期間は流入が減少することがある点も認識しておきましょう。

301リダイレクトはできるだけ長く設定する(最低でも1年は継続する)

リダイレクト先のURLがインデックスされても、すぐに設定を解除するのは避けましょう。サイト運営者の管理下にない外部リンクなどを辿るユーザーをWebサイトに誘導することができなくなるためです。URLを変更した場合、リダイレクトの設定は可能な限り継続させることが推奨されます。検索エンジンの処理の観点でも、最低1年は継続すべきとされています。

参考:How long to keep 301 redirects? #AskGooglebot - YouTube

リダイレクトの種類

リダイレクトの手法には下記のような種類があることも認識しておくと良いでしょう。検索エンジンがリダイレクトを認識しやすいのは、サーバー側で実装するリダイレクトとなります。

サーバー側で実装されるリダイレクト

サーバー側で実装されるリダイレクトで、インデックスさせたいURLを変更する場合はもっとも推奨される手法です。本記事で解説した301リダイレクトは、このサーバー側で実装されるリダイレクトに該当します。

meta refreshタグによるリダイレクト

サーバー側でのリダイレクトが難しい場合の代替手法のひとつがmeta タグを使った手法です。meta refreshをHTML の head セクションに配置するか、HTTP ヘッダーのサーバー側のコードとともに配置します。

JavaScriptを使用したリダイレクト

サーバー側のリダイレクトもmeta refreshタグによるリダイレクトも実装が困難な場合は、JavaScriptを使用したリダイレクトが代替手法のひとつとなります。JavaScriptの実行によりリダイレクトがおこなわれますが、Googlebotがリダイレクトを検知できるかどうかは確実ではない点を認識しておきましょう。(Googlebotはクロール後にレンダリングしようとするものの、失敗することがあるため)

※HTMLファイルなどをもとにユーザーが閲覧する画面を生成すること、JavaScriptの実行も含む

参考:リダイレクトと Google 検索 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers

まとめ

301リダイレクトと設定時に必要になるそのほかの対応について解説しました。Webサイトの移転などURLの変更をおこなうときは、自然検索流入を減少させないためにもリダイレクトの設定が非常に重要になります。URL変更を伴うWebサイトの移転などを検討されている場合は、当社にて検索エンジンに配慮した移転の支援が可能ですのでお問い合わせください。

▼関連資料

SEOコンサルティングサービス

 

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