Instagramでのフォロワー獲得に繋がるハッシュタグ戦略とは?

2020.10.08

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新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行の影響で店舗への客足が遠のくなか、オンラインストアやSNSを通じたオンラインでの販売競争が激化しています。特に、今年6月に日本でローンチされたFacebookショップの登場は、これからのオンライン接客の需要の高まりを象徴する出来事として、記憶に新しい方も多いのではないでしょうか。

ユーザーの購買体験を変えるサービスがInstagramで開始され、ますますInstagram公式アカウントを活用し、ユーザーとコミュニケーションをとっていくことが求められる状況となりました。そのなかで、今回は広告配信以外の公式アカウントへの集客施策である「ハッシュタグ」の効果的な活用法についてご紹介します。

Instagramにおけるフォロワー獲得方法

公式アカウントのフォロワー獲得方法としては、下記の3つが考えられます。

(1) フォロー&いいねキャンペーンなどのキャンペーン実施
(2) フォロワー獲得を目的とした広告配信
(3) ハッシュタグ設計

これらを組み合わせることにより、より多くのフォロワー獲得を見込むことができるようになります。

本記事では、日々の投稿からのフォロワー獲得に一番関係が深い(3)ハッシュタグ設計について紹介します。

2. ハッシュタグ設計の基本

ハッシュタグ設計をおこなう上でのポイントは、以下の3点となります。

(1) アカウントの成長フェーズに合わせた選定
(2) アカウントへの流入を重要視する場合は、数千~数万規模の投稿件数のハッシュタグを選定
(3) 投稿と関連性が高いハッシュタグを選定

これら3つのポイントについて説明していきます。

(1) アカウントの成長フェーズに合わせた選定

アカウントの成長フェーズには大きく成長期とブランディング期のふたつがあると考えられます。成長期は、フォロワー獲得をKPIとしアカウントへのユーザーの流入を増やすことを主な目的としている時期です。一方、ブランディング期はある程度フォロワーを獲得し、そのブランドのInstagramの在り方が確立して、ブランディングイメージを伝えるためのひとつのチャネルになっている状態を表します。

成長期ではなるべくハッシュタグ付与数の上限30個まで付与することを推奨します。ハッシュタグの付与数が少ないことにより、流入が減少することを防ぐためです。

ブランディング期では、上限30個まで付与せず、ブランドオリジナルのハッシュタグと商品を表すような種類のハッシュタグを付与することを推奨します。これは、ブランドの世界観を損なわないために、流入を促す一般的なワードよりもブランド独自のハッシュタグを優先して付与するためです。

(2) アカウントへの流入を重要視する場合は、数千~数万規模の投稿件数のハッシュタグを選定

特にInstagramアカウントへの流入を重要視する場合は、投稿件数が数千~数万規模といった、投稿数が多くないハッシュタグを付与することを推奨します。理由は、投稿件数が少ないハッシュタグの方が人気投稿に掲載される確率が高く、より効果的にハッシュタグからの流入を得ることができるためです。投稿件数が多いハッシュタグは一見すると魅力的ですが、他の投稿に埋もれることも多く、ハッシュタグからの流入が見込めなくなります。

(3) 投稿と関連性が高いハッシュタグを選定

特に重要なポイントが3つ目です。Instagramのアルゴリズムの関係上、投稿内容と関連度が高いと判断されたハッシュタグの露出が多くなる傾向にあります。そのため、「投稿と関連性の高いハッシュタグ」を選定していくことが重要になります。

具体的なハッシュタグ選定方法

ハッシュタグ選定の基本を踏まえたうえで、実際のハッシュタグ選定方法を説明します。

ハッシュタグを付与していく場合は、ランダムに選んでいくのではなく、下記のようにユーザーの購買ファネルに合わせハッシュタグを選定していく必要があります。

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(図1: ハッシュタグ選定方法)

 

「一般ワード」や「Instagramでよく使われるワード」はInstagramだけではなく、日常でもよく使用されやすいワードになります。「#夏」や「#海」、「#インスタ女子」などが挙げられます。この分類のハッシュタグは、投稿数が多いことが多く、アカウントのフェーズを踏まえながら選定していく必要があります。
次に「各カテゴリへの興味関心度の高いワード」です。興味関心度の高いワードは、一般ワード+別の言葉で構成されています。例えば、「#夏好き」や「#夏コーデ」などが挙げられます。

「各コミュニティタグ」は、「#○○好きさんと繋がりたい」や「#○○部」など、フォローを目的として付与するハッシュタグとなります。

最後の「指名キーワード」は、ブランドオリジナルのハッシュタグになります。ユーザーが自分の投稿にも付与しやすい、短いワードでの作成を推奨します。

まとめ

ハッシュタグは、今回ご紹介したポイントを踏まえ選定していくことが重要です。特に、広告配信を実施しない場合はハッシュタグの人気投稿への掲載の有無により、流入数が大きく変動します。Instagram運用といえばクリエイティブに注力してしまいがちですが、クリエイティブだけではなく、ハッシュタグも含めた投稿全体に一体感を持たせることが重要です。

より詳細なハッシュタグの設計方法や、効果的なInstagramの運用方法については、アイレップにご相談ください。お問い合わせはこちらから。

<DL資料>Instagramのフォロー&ハッシュタグキャンペーン設計方法

この記事の著者

DIGIFUL編集部

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