VTuberの魅力を発信、なぜ今VTuberが人気なのか徹底解剖!

2023.10.05

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VTuberの企画を得意とするアイレップ。今回は当社のVTuberの企画制作を担当する部署へ潜入!若年層がなぜVTuberにハマるのか、VTuberの魅力とは何なのか。今さら聞けないVTuberのあれこれについて、有識者に語っていただきました。これを見ればあなたもVTuberに興味を持つかもしれません!

初めまして!茂木塁(もぎ るい)と申します。これから皆さまにエンタメに関する情報をお届けしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

茂木塁:
まずはアイレップでNo.1といってもいいVTuber施策のプロフェッショナルである松丸さん、そしてアイレップでも随一のVTuber好きである鈴木七奈さんにインタビューをしていきます。よろしくお願いいたします!

松丸さん&鈴木さん:
よろしくお願いします!

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アクティベーションプランナー 松丸也実さん

125250394754_鈴木さん

VTuber好きアイレップ社員 鈴木七奈さん

社員がVTuber化!?アイレップ特有の取り組みとは

茂木塁:
まずは、今アイレップで取り組んでいる「社員のVTuber化」について松丸さんにお話を伺いたいと思います。

松丸さん:
まずはこちらの写真をご覧ください。現在当社でVTuberを取り扱う企画立案を専門とするチームのメンバーです。

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茂木塁:
もしかして全員がVTuberなのでしょうか!?

松丸さん:
そうですね。「VTuberコンテンツを企画するには、VTuberに誰よりも詳しくあらねばならない。だったら自分たちがVTuberになって、実際に業務に活用してみよう。」という発想から、「チームメンバーをVTuber化させる」プロジェクトをVTuberチーム内で発足しました。私はちょうど中心あたりにいます。

茂木塁:
なるほど、確かにそうですね。クライアント企業へ企画提案するからには、誰よりもその領域に詳しくあるべきですよね。

松丸さん:
そうですね。実際に自分たちでVTuberを体験することにより、世の中のVTuberやインフルエンサー、声優などにはどういったファンがいるのか、どういった商材と相性が良いのかなどを正しく理解するきっかけになっています。もちろん我われのチームには、インフルエンサーや声優・ゲームなどにも詳しいメンバーもいますが、実際に自分たちがVTuberになることで新たな発見も生まれます。さまざまな観点をもってクライアント企業の支援をおこなうためにも、このプロジェクトを進めています。

茂木塁:
実際にVTuberになってみて、周りからの反響はいかがですか?

松丸さん:
私はオンライン上では全てVTuberとなって業務を進めています。やはり初めてお会いする社外の方には驚かれますし、興味を持っていただけるのでそこから会話が広がることが多いですね。

茂木塁:
VTuberの姿で打ち合わせされているのですね!打ち合わせでVTuberが出てきたら、印象的で一発でその方を覚えてしまうと思います。

松丸さん:
今のところはメリットしか感じていません(笑)。今後のデジフルにもVTuberとして登場予定ですので、その際はぜひ中の人と見比べてみてください。

今VTuberが若年層のなかで熱い理由とは?なぜここまで爆発的に人気を博しているのか。

松丸さん:
まずは人気の理由のひとつとして、VTuberと共通の日常を過ごしているからこそ、体験共有できること。そして特に若年層においては、何かのコミュニティに属していることに対して安心感を得やすい傾向があり、そのコミュニティのカテゴリのひとつとしてVTuberが台頭してきている、というふうにみています。

鈴木さん:
VTuberって、アニメのキャラクターと実際にいるアイドルの中間にいるような存在ですよね。見た目はアニメキャラクターではありますが中身が存在しており、生身・ライブ感を感じます!

松丸さん:
親近感が沸きやすいですよね。アニメキャラクターは登場するアニメの世界でしか生きていませんが、VTuberは私たちと同じ世界線で生きているんです。ご飯も食べるしお風呂にも入ります。リアル感を感じられるところが楽しい。

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鈴木さん:
VTuberの中身が実在しているからこそ、遊んでいるゲームや観ているアニメ、スポーツなどが自分自身と同じであることが視聴者としては嬉しいし、私はそういった点に共感を覚えます。

茂木塁:
でも親近感や共感って、他のインフルエンサーやアイドルでもあると思うのですが、なぜVTuberなのでしょうか。

鈴木さん:
インフルエンサーやアイドルは、生身の人間ですが、VTuberは、二次元のキャラクターに近い存在です。VTuberは、見た目こそ二次元ですが、実在する人間がキャラクターを演じているので、反応や発言内容にリアル感があります。「非現実的だけど、どこかリアル」という、人間であっても二次元のキャラクターであっても得られない感覚にVTuberの魅力を感じています。

茂木塁:
奥が深いですね!これは伺わないとわからなかったことかもしれません。

VTuberは若年層だけで盛り上がっている?実際のところは。

松丸さん:
たしかに、VTuber動画の視聴層は10~20代の若年層が多いですが、人によってコンテンツの楽しみ方が違うので、VTuber界隈のなかにも温度差がありますね。若年層だけで盛り上がっているというよりは熱量の高い人=声が大きいので、それが影響して盛り上がっているように見えている可能性はあります。

VTuberは、主にライブ配信や動画コンテンツなどをWeb上にアップしていて、ファンはそういった動画を通してVTuberを楽しみます。ただ、実際はVTuberが好きな人たちは全ての動画をくまなくフル尺で見ているのではなく、切り抜き動画だけを見てライトに楽しんでいる人も結構いるんですよね。

※切り抜き動画…VTuberファンが長時間の配信を短く編集したものを指す。通常、個々にガイドラインが定められているため、切り抜き動画を作成する場合は必ず確認をする必要がある。

鈴木さん:
そうですね、私の友人も切り抜き動画はよく見ると言っていますね。VTuberの配信動画に限ったことではないですが、すべてを視聴するには動画は尺が長いこともありますよね。フル尺をしっかり見る時間がなかったり、動画の一部だけを見るにしても、どこが見どころで見るべきポイントなのか、わからなかったりします。

一方で、いま流行りの切り抜き動画はポイントとなる場面が集約されていて、短時間で内容を把握することができるので、私の友人のように切り抜き動画を中心にVTuberコンテンツを楽しんでいる人は多い気がしますね!

私は熱量高めにしっかり楽しんでいるので自らコンテンツを見に行きますが、最近は身の回りでもVTuberの影響度が高いと感じることが多くなってきました。意外とCMやコラボ企画などで、VTuberが起用されていることもあるんですよ。意識していないだけで、誰しも一度はVTuberに触れたことがあるのではないかなと思っています!

松丸さん:
VTuberの活躍の場はYouTubeの外にも広がっていることもあり、最近は、アニメ・声優・アイドル・ゲームをメインに応援していたファン層が、VTuberのことも掛け持ちして応援するようになった、という人も増えているようです。

鈴木さん:
確かに、eスポーツとのコラボや、歌手の方から曲を書き下ろしてもらったり、ボーカロイドの方から楽曲提供されていたりするのもよく見かけます。コラボレーションをきっかけにVTuberを応援する人も多いんですね。

松丸さん:
はい。VTuberの活躍の場が広がったことにより、ファン層も従来のVTuberファンだけでなく、これまで接点のなかった新たなファン層も獲得できるようになってきています。

茂木塁:
なるほど。アニメ・声優・アイドル・ゲーム業界はイメージしやすいところですが、VTuberと相性の良い業界というのはあるのでしょうか?

松丸さん:
スポーツやレジャーランドなどはVTuberと相性の良い業界であるといえます。VTuberは盛り上げ隊長としての役割を担うことも多いので、エネルギッシュに盛り上げたい商材や業界にはVTuberの起用をおすすめしています。また、オンラインに抵抗感のない人が多いコミュニティとも相性が良いです。オンラインコンテンツに抵抗感がない分、気に入るとハマってくれます。

茂木塁:
それってコロナ禍ではすごく重宝されたのではないでしょうか?

鈴木さん:
私もコロナ禍でVTuberにハマった人うちの一人です。大学2年生のころにVTuberを知ったのですが、ちょうどコロナ禍真っ只中で大学には行けない、外出もできない状況において、YouTubeを見る以外に時間をつぶす娯楽がなくなり、その時に切り抜き動画に出会ったのがきっかけで好きになりました。VTuberはライブ配信も3Dなので、オンラインでできてしまいますしね。

茂木塁:
鈴木さんのように、コロナ禍でリアルに人と会うきっかけが少なくなったところでVTuberの距離感というのにハマった人は多いかもしれませんね。

鈴木さん:
リアルイベントもない時期だったので、ちょうどよい距離感だったかもしれません。

茂木塁:
いろいろお話を伺った結果、一部の界隈で盛り上がっているという認識自体間違っていたことに気づかされました。

松丸さん:
間違っているというよりは、若年層が中心となって盛り上がっているというのが正しいかもしれませんね。また、人それぞれではありますが、忙しくなるとどうしても趣味に割ける時間が減っていく、コンテンツを追う時間というのも限られてしまいます。

茂木塁:
なるほど、ちなみに親世代から見たVTuberの印象はいかがですか?

鈴木さん:
この間、親世代にVTuberについて話してみたのですがなかなか理解してもらえなかったです。アニメキャラと区別がつかないって言われました(笑)。

でも「そうじゃない、VTuberは中身が実在するキャラクターなんだ!」って訴えました。世代に関わらず、VTuberという存在自体の認知がもっと広がるといいなと思っています。

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松丸さん:
VTuberの重要なポイントである共感性について、有意差を見いだせないとアニメキャラクターとの違いがわからない可能性はありますね。ただ絵が喋っているだけに感じてしまうのではないかなと思います。

鈴木さん:
デジタルネイティブというか、インターネット上で生きるということに違和感を感じない人(特に若年層)が盛り上がっている、だから10代〜30代が中心に見ている、30代あたりがネット世界で生きることに抵抗がなくなってきているラインじゃないかと思います。

松丸さん:
わかりやすく言うと、もしかしたら平成以降の生まれと昭和生まれのラインが「ネットの世界で生きられるかどうか」の分かれ道かもしれないですね。小学校の頃にパソコンを触れたか否か、インターネットに触れていたかどうかは結構重要だと思います。

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鈴木さん:
インターネットでコミュニティを築いていたり、SNSで自身を発信したことがあるデジタルネイティブはVTuberにも抵抗感なく受け入れることができるのだと思います。

茂木塁:
ありがとうございます。VTuberは、若年層を中心として盛り上がっているコンテンツということが改めて理解できました。ファンベースーケティングというマーケティング手法がありますが、VTuberもそのひとつになりますか?

松丸さん:
そうですね、多くのVTuberにはファンがいるので、VTuberとタイアップコンテンツを企画することで、企業のPRにも大きな効果を発揮します。個人的には、もう少しライトなファンを増やして、超有名VTuberだけでなく、いろいろなVTuberがいることを知ってもらいたいと思っています。今後もおもしろい企画をたくさん作りだして、VTuber業界をさらに盛り上げていきたいと思います!

まとめ

アイレップでは「VTuber施策を考えるにはまずVTuberになることから!」というプロジェクトのものと担当部署メンバーがVTuberになり業務をおこなっています。VTuber社員と一緒におもしろい企画を考えましょう!ぜひお気軽にお問合せください。

この記事の著者

茂木 塁

大学を卒業後、競馬ゲームのプランナーに従事しその後はマーケティング・営業を経て2022年にアイレップへ入社。入社後はアクティベーションプランナーとしてエンタメ系の案件に関わりつつ、所属部署の広報・営業を兼任。

趣味・特技:名探偵コナンが好きすぎて日経に載る偉業を達成、毎年4月は劇場版公開に合わせて毎週のように映画館へ通っています。

※茂木 塁は当社プロジェクトにおけるVTuverとしての活動名です

大学を卒業後、競馬ゲームのプランナーに従事しその後はマーケテ...

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