Google 広告の最適化スコアの概要と最新アップデート

2021.03.17

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この記事の著者

浅田 実季

2017年にアイレップへ入社。入社時からメディア担当として媒体社へ常駐し、業種や領域を横断してプロダクト理解に長けている。2018年より獲得領域の運用やTVCMとデジタルを横断した戦略プランニング、効果計測立案に従事。

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人から勧められた本を片っ端から読む、業務後に華道に通う、観葉植物を順調に育てる

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2020年よりGoogleの運用型広告最適化に大いに用いられるようになった最適化スコア。多くの広告主が運用最適化の指標として用いており、今では欠かせないものとなっています。今回は最適化スコアの概要と対応例、直近のアップデートをお伝えします。

最適化スコアとは

みなさんはGoogle 広告の管理画面に存在する“最適化案”タブをご覧になったことはありますか?Google 広告の管理画面にログインできる環境にあり、まだご覧になっていない方はぜひチェックしてみてください。“最適化タブ”に表示される、最適化スコアについて本日はお話したいと思います。

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(出典:Google広告管理画面より 2020年2月17日 https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/

(図1:最適化タブのイメージ図)

最適化スコア=アカウントの最適化の伸びしろを示す指標

最適化スコアを一言で表現すると、アカウントの最適化の伸びしろを示す指標です。100%が満点で、Googleの推奨に則った設定になっているか、リアルタイムでスコア付けされます。スコアリングはアカウントの状況に応じて、各アカウントでおこなわれており、改善すべき点は“最適化案”として表示されます。現在は検索キャンペーンで主に表示されていますが、ディスプレイキャンペーンなどその他のキャンペーンタイプでも徐々に最適化案が増加しています。

最適化スコアを構成する最適化案

最適化案は下記の5つのカテゴリ で構成されます。2021年2月現在では、“自動化されたキャンペーン”はスコアに換算されず、あくまでおすすめとして表示されています。最適化スコアはキャンペーン単位で算出され、5項目のスコアについても確認可能です。施策をおこなったキャンペーンのスコアを確認できますが、過去さかのぼってスコアを確認できませんのでご注意ください。施策の前後でレポートをダウンロードしておきましょう。

入札と予算:自動入札が使用できていない、予算が不足している(日予算制限にかかっている)などをお知らせしてくれます。日予算制限がかかっている場合は広告がすべての時間帯に表示できていない可能性があるので予算の調整をおこなってください。自動入札の導入は、マッチタイプ拡大と密接に関わります。必要コンバージョン数が担保されている場合は適切な検証のうえ、使用しましょう。

広告と広告表示オプション:広告や広告表示オプションといった、クリエイティブに関する最適化案です。“この広告メニューが追加されていない”という形で、キャンペーンごとに追加すべき広告をサジェストしてくれます。施策の提案、アカウント内の抜け漏れがないか確認できます。

修正項目:広告の不承認[編集基準と表現、認定、リンク先に関して]や、広告グループにキーワードまたは広告文がない、など。本来あってはならない問題をリマインドしてくれる機能を持っています。必ずチェックしましょう。

キーワードとターゲティング:すでに配信されているキーワードに対して、“もっとこのキーワードを入れたほうがいい”、“部分一致を入れよう”などの最適化案がまとめられています。サジェストされたキーワードで、入稿できないものは除外してください。最適化案も学習が入ります。また、最適化案にキーワードのサジェストを残さないことで、スコアが上がります。

自動化されたターゲティング:ディスプレイキャンペーンやショッピングキャンペーンなど、全自動キャンペーンについてのおすすめが表示されます。最適化スコアの計算には含まれません。

最適化スコアの対応と優先度

5カテゴリの最適化案がいきなり表示されると、どこから手を付けるべきか混乱してしまうかもしれません。基本的に、以下の優先度で対応を進めるとよいと考えます。

(1)修正項目
“アカウントの中に本来あってはならない問題の修正”に関するすべての最適化案がまとめられています。かならず確認しましょう。

(2)広告と広告表示オプション
クリエイティブに関するすべての最適化案がまとめられています。

(3)入札と予算
入札戦略と予算に関するすべての最適化案がまとめられています。

(4)キーワードとターゲティング
キーワードとターゲティングに関するすべての最適化案がまとめられています。

修正項目はあってはならないアカウント上の問題を表示していますので、真っ先に取り組むことで機会損失を防ぐことができます。広告と広告の表示オプションは、Google推奨のプロダクトが最適化案として表示されていることが多いですので、こちらも必ずチェックしましょう。
入札と予算や、キーワードとターゲティングはアカウントへの影響が大きいものが多く、それゆえスコアのヘッドルームの多くを占めている場合があります。Googleの最適化に則ることで、運用改善につながると考えられますので、導入可否を見極め成果改善につなげていきましょう。

ひとつ注意ですが、最適化スコアを上げることで、広告配信に直接の影響はありません。スコアを100%にすることでオークションに勝ちやすくなる、などは起きえません。ですが、最適化案に記載されている内容を取り入れることで、結果的に広告成果の改善につながる可能性が大いにあります。

最新アップデート

最後に、最適化スコアの最新アップデートをお伝えします。直近最適化案に以下の項目が追加されました。
キーワードの部分一致パターンを追加するという最適化案です。アカウント内に完全一致やフレーズ一致のみ入稿されている、部分一致の場合でも絞り込み部分一致を入稿している場合にサジェストされます。この最適化案によって直近最適化スコアが大きく下がっているアカウントも存在するようです。キーワードの部分一致入稿は、広告掲出するクエリを広げ、新しい顧客獲得につながることがある一方、モチベーションが異なるユーザーへの広告掲出リスクと背中合わせです。慎重にアカウントに導入していきましょう。

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(出典:Google広告管理画面より 2020年2月17日 https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/

(図2:“キーワードの部分一致のパターンを使用する“最適化案イメージ図)

サマリー

ここまで最適化スコアについてご説明してきました。運用者ひとりではなく、Googleのコンサルタントがアカウントをくまなくチェックし、最善を提案してくれているととらえ、積極的に導入していきましょう。ただ、最適化案を鵜呑みにするのではなく、運用者自身がアカウントをどうしていきたいか、どのような戦略のもと運用しているのか、意思をも問われます。最適化案としてサジェストされている背景を理解し、本来アカウント構造・入札・キーワード戦略・クリエイティブ戦略はどうすべきかを考えるきっかけになればと思います。

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